【3・12高松大会】YTRさん、NJC不要説【ニュージャパンカップ2018】

   

開幕戦から数々の熱い戦いが行われてきた『NEW JAPAN CUP 2018』トーナメント一回戦。

驚くべきことに、昨日までの3日間はすべての試合がかなり面白くてハズレ無し。

高橋裕二郎は現状を打破するために決死の覚悟で挑み、石井智弘は限界ギリギリの肉弾戦を行い、タイチはエース相手に自身のレスリングのルーツを見せました。

あのYOSHI-HASHIですら、飯伏相手に天然ボケ男とは思えない気合いを見せたんです。

ファンは、このトーナメントに賭ける選手たちの意識の高さを改めて感じて、そこに刺激や興奮がありました。

そんなニュージャパンカップ一回戦のラストを飾る3・12高松大会。

果たして、今日は一体どんな素晴らしい試合を魅せてくれたんでしょうか?

 

 

少しでも期待した俺がバカだった

 

大部分のプロレスファンが観たかったモノ。

それはやはり、デイビー・ボーイ・スミスJr.のパワフルなレスリング&大躍進ではないでしょうか。

タッグチームKESとしてのスミスの強さは誰もが知るところですが、シングルでもこれだけ強いんだってところを見たかった。

もちろん、初戦が矢野通ということで、素直に正統派の試合が展開されるなんてことは思ってませんでしたが、ここ数日のNJC公式戦のアツさを考えると、「何かが起こるかも?」という期待も正直ありました。

 

試合序盤には、村田アナがこんなフリもしていたんです。

スミスが「矢野がどんな手を使ってきても絶対に驚かない、全部知っている。アマレスのレスリングの強さをぶつけて来い」と言っていたと。

 

 

矢野さんのレスリングの強さ、見たいじゃん!

 

 

スミスがそれを引き出すとこ、見たいじゃん!

 

 

十数分後・・・

 

 

いや、矢野さんが新日本プロレスにとって必要な存在なのはわかりますし、俺だって普段の矢野さんの破天荒な試合を楽しんで見ていますとも。

 

でもさ、一発勝負のNJCトーナメントでそれはいらないんじゃないか?と。

 

ビジネス的に言うと「TPOを考えろ」ってことですよね。

 

金的やテーピング芸なんかで観客を楽しませるのは、鈴木みのる戦やケニー・オメガ戦などの、しっかりと「足元をすくう痛快さ」が伝わる相手だけでいいんじゃないでしょうか。

 

とにかくこの試合は、今回のNJCトーナメント一回戦の中ではワースト中のワースト。

 

いままで重厚だったNJCの公式戦が、イッキに軽薄な方向に傾いてしまった非常に残念な内容となりました。



YTR劇場は、ハマると爆発するが失敗すると地獄

 

結局、仕掛けやギミックが面白くても、展開として無理がある状況でのYTR劇場はサムくならざるを得ないです。

矢野さんはそのキャラクターも完成されているし、レスラーとしての確固たる地位も築いています。

誰もが「矢野だったらしょうがないか」という空気感を認めている。

だがしかし、新日本プロレスのクオリティの安定を考える上で「いくら矢野でもそれはダメ」って部分の線引きも欲しいところです。

 

昨年のG1でも、ハマった試合とサムかった試合の差が激しかったことが記憶に新しいでしょう。

テーピング芸が冴えわたったケニー戦やSANADA戦なんかのYTR劇場は最高に興奮しました。

ですが反対に、金的で罠にハメたマイケル・エルガン戦はブーイング&批判も多かったと思います。

 

 

【2017・8・2福岡大会の詳細】

レフリーが見てないところで矢野が急に股間を押さえて痛がり、そこだけ見たマーティ・クソ・浅見が状況だけでエルガンの反則負けをジャッジするというムリヤリすぎるフィニッシュ。

この試合、エルガンは負ければ優勝戦線から脱落という一戦だったこともあり、多くのファンの同情もありました。

俺も動画で観戦していてズッコケましたし、会場のお客さん方の「えええええええ!?」というガッカリ感満載の声が、今見てもとても切ないのです。

 

何が言いたいのかと言うと、矢野さんのスタイルはエンターテインメントとして素晴らしいし、強さのバランス保持としての利便性も高いですが、そのぶん諸刃の剣であるということなんです。

 

使う場所と状況をわきまえないと、ファンにとっての大きな不満につながります。

 

なんてことを、俺なんかが言うまでも無く、運営側だって重々承知なんでしょうけど。

 

 

チャッキーさん、ごめんなさい

 

さて、NJCトーナメント1回戦ラストを飾る「SANADA VS チャッキー・T」の感想の前にひとこと。

チャッキー・Tさん、トーナメント出場に関して、開幕前にさまざまな暴言を吐いてしまい、本当に申し訳ございませんでした。

 

「リングイン直後にビアシティ・ブルーザーが乱入して試合権利を奪われてしまえ」とか書いてしまってごめんなさい。

 

マジで、俺はまだまだ未熟でした。

 

ROHとか積極的に見たりしないので、まさかチャッキーさんがこんなに凄い選手だって知らなかったんです。

昨年のタッグリーグの試合も、見ているフリして実は飛ばしたりしていましたし。

 

今回のSANADA戦、すげー面白かった。

 

 

この「オーフル・ワッフル」とかいう技、おっかないですよね

 

チャッキーさん、リング下から机を持ち出して仕掛けたり(逆にやられたけど)、場外で鉄柵を飛び越えてのコンヒーロやったり、パイプ椅子を置いた上にボディスラムしたり、すました顔でエゲツないことをするから魅力的です。

 

あげくに、これまた村田アナ情報なんですが、チャッキーさんいわく「バレッタをケガさせたのは俺だ」と。

 

バレッタがいなければ、代わりに自分がNJCにエントリーできるからわざとケガさせた説。

 

これは本当だったら胸アツ。

 

「ベストフレンズ」という気色悪いタッグチーム名も、このチャッキーのサイコ感を踏まえて見るとスタイリッシュに見えてくるから不思議ですな(笑)

 

その情報を得て改めて入場シーンを見ると、
もうサイコパスがやってきたようにしか見えないw




 

SANADAさん、パフォーマンス力が高い

 

チャッキーの制御不能感にも負けず劣らず魅せてくれたSANADAの上手さも光りました。

クールで感情を出さないSANADAですが、プロレスに関しては非常に巧みで繊細な動きをしますよね。

身体能力だけでなく、対応力&パフォーマンス能力もすこぶる高い。

しかも思ったより周りが見えていて、たまにユニークな行動も起こしてくれる。

 

パラダイスロックをめぐる解説のミラノさんとの絡みが、普通に試合中に行われてしまうシーンなんかは、SANADAのキャラならではの面白さですよね。

 

ミラノさんが現場でレクチャーするとか最高

 

試合後のマイクも自ら率先して行うSANADAのサービス精神に感動しました。

確実に人気レスラーとしての自覚が芽生えていますね。

今後が本当に楽しみです。

 

 

まとめ

 

NJCも4日目にしてついにボロが出てしまった感がありましたが、矢野さんには次の試合で我々ファンを納得させていただけるよう願います。

昨年のG1ではSANADAと面白い戦いをしていたので、そこに期待。

というわけで、次は2回戦。

一体どうなってしまうのか、マジで楽しみです。

 

あと、余談なんですが「すしざんまい」ってスポンサーでしたっけ?

 

 

 

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