今年の新日本プロレスはラブストーリーが最新トレンド

      2018/05/04

ケニー・オメガ&飯伏幸太のタッグ「ゴールデン☆ラヴァーズ」が再結成し、その復活愛を目の当たりにした観客たちの高揚感で、会場全体が異様な興奮に包まれていた新日本プロレス×ROHの合同興行。

どう考えてもバレットクラブから目が離せない『HONOR RISING』2・24後楽園ホール大会の感想です。

 

Codyとマーティ・スカルの哀愁

 

今年は開幕当初から、ケニーを巡るバレットクラブの内紛という大きなトピックがあり、プロレスファンはその動向を期待を込めて見守っていました。

これまでもケニー・オメガとCodyのあいだに軋轢はありましたが、少なくとも飯伏が登場するまではうまくいっていた。

飯伏とケニー。

この2人の深い関係性こそがバレットクラブの分裂につながったわけで、だからこそ今までケニーを慕ってきたマーティ・スカルやヤングバックス、チェーズ・オーエンズたちの困惑する姿にも異様な哀愁があります。

 

「飯伏が俺たちからケニーを奪った」

 

そう考えるのも不思議じゃない。

そして、ケニーを追放して事実上バレットクラブのトップになれたCodyの気持ちも痛いほどわかる。

 

「俺がリーダーじゃダメなのか?」

 

水を得た魚のように華麗な動きを魅せるケニーと飯伏。

ゴールデン☆ラヴァーズの復活に湧くプロレスファン。

浴びせられるCodyへのブーイング。

かつての仲間との戦いに葛藤するバレットクラブのメンバーたち。

 

それぞれの人間関係が複雑に絡み合い、ドラマチックな世界観を演出しています。

ゴールデン☆ラヴァーズは確かに価値のあるタッグだし、ケニー&飯伏はカップルとしての魅力もある。

さらに、息の合ったコンビネーションとイマジネーションをカタチにできる高い身体能力、連携技の華やかなインパクト。

なにもかもがスペシャルなこのタッグの再結成に、熱狂しないプロレスファンなどいないでしょう。

だがしかし、俺はそんな華やかな2人に敵意を抱くCodyやこの現状に困惑しているマーティ・スカルにもひどく共感してしまう。

 

歓喜の会場。その影で、負けたスカルを優しく抱擁するCodyの優しさ

 



バレットクラブの今後はどうなる?

 

今回のシリーズをきっかけに、バレットクラブは大きく変わろうとしています。

代々リーダーが入れ替わってきたユニットゆえに、体制の変化にも柔軟に対応できるでしょうが、それでもケニーの抜けた穴は大きすぎる。

どちらにせよCodyはケニーと決着を付けなければいけないし、この試合でふっきれたような戦いをしていたマーティ・スカルをはじめ、渦中にいたメンバーたちの動向も気になる。

 

逆に、今回の騒動をどこ吹く風といった感じで、まったく意に介してもいなかったメンバーたちに言いたい。

 

お前ら、そんなんだからいつまでもトップになれないんだよと。

 

ファレやGODのケニーへの無関心さにはガッカリせざるを得ないというか、少しは気にする素振りぐらい見せろと。

あいつらはバレットクラブのオリジナルメンバーかもしれませんが、もはやそんな言い分は通用しないほどユニットが大きくなりすぎてしまっています。

今回、ケニーとCodyの内乱に絡まなかったバレットクラブは、全員ことごとく空気になっていました。

まったく、これ以上お前らが空気になったら、バレットクラブの立て直しにも支障が出るだろうが、しっかりしろや。

そんな中、バレットクラブ云々を抜きにして、ケニー&飯伏の立場を認めたうえで挑戦表明してきたヤングバックスがまたも株を上げましたね。

やはりヤングバックスはそのへんスマートだなと。

「ジ・エリート」はただの仲良しではなく、プロとしてリスペクトし合っている者同士の繋がりだったんだと再確認。

ケニー本人も言っていましたが、まさにベストバウト必至の試合になると思います。

 

試合はもちろん、それ以外の立ち振る舞いも見事なヤングバックス

 

 

ケニー・オメガ、始終楽しそう

 

で、その当事者でもあるケニー・オメガさんなんですが、混乱するバレットクラブの面々とは対照的に、飯伏幸太とのタッグ再結成でもうずっと楽しそうでした。

試合中は連携技を繰り出すたびに顔を見合わせてずっと笑顔。

その幸福感が会場にも伝わり、観客のゴールデン☆ラヴァーズへのコールにも拍車がかかる。

オリンピックにおける、羽生結弦選手と宇野昌磨選手との絡みに熱狂する腐女子よろしく、ケニーと飯伏のカップル感にキュン死しているプ女子も多かったことでしょう(予想)

 

ところかまわずイチャつく2人を見て頭を抱えるレッドシューズさん

 

最後のマイクパフォーマンスでもイチャつくケニー

 

 

北村克哉、バレットクラブ内定説

 

今回のバレットクラブの内紛に巻き込まれて、敵も味方もなく不信感を持ちまくっているハングマン・ペイジは今日も荒れておりました。

そんな中、US王座のジェイ・ホワイトと絡む試合が組まれたことで、ジェイへの激しい憎悪が牙をむいたペイジの兄貴。

そりゃそうです。ケニー裏切りのそもそもの発端は、札幌でのジェイとのUS王座戦だったわけですから。

タッグ戦ではありましたが、ジェイから3カウントを奪ったペイジの兄貴は、勝ち名乗りを受けた後も執拗にジェイへの怒りをぶつけまくる。

取り上げられたはずのパイプ椅子をどこからともなく手に入れて、その上にライト・オブ・パッセージをくらわすなど、ジェイを残酷な目に会わせていたペイジさんですが、あのパイプ椅子ってどこから仕入れたんでしょうね?

 

おい、北村・・・



ROH世界王座戦もヤバすぎた件

 

ROH世界王座戦
ダルトン・キャッスル VS バレッタ

 

あのね。
確かに俺は今回のROH合同興行の1日目「NEVER無差別級王座戦」の挑戦者ビアシティ・ブルーザーについて“どこの馬の骨ともわからない”と言いましたが、戦いを見て考えを改めました。

デブだし、醜いし、試合中にビール飲んでるけど、その強さと嫌われることを恐れない鉄の精神はホンモノだなと。

そんなアル中デブが前座の試合でトーア・ヘナーレを圧殺し、なんとこの注目の一戦のひとつでもあるROH王座戦にまで乱入してきました。

もう完全に気持ちが持っていかれましたよ。

 

こいつ、本気か?

 

気付けばビアシティさんを本気で応援している自分がいました(笑)

当然負けましたが、良くも悪くもインパクトは残したと思います。

 

負けっぷりもド派手なビールおやじ

 

素晴らしいレスラーです!(少なくともYOSHI-HASHIよりは)

 

 

まとめ

 

2日間の至福のドラマ。

数々の遺恨を残し、また新たな希望も生まれました。

この続きは、新日本プロレスのアメリカ大会に持ち越されるんでしょうね。

まだ今年は始まったばかりなのに、ヘトヘトになるくらいに楽しませてくださいますね。最高かよ。

ビアシティさんに幸あれ!

ではでは

 

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