ゴールデン☆ラヴァーズに湧く後楽園ホール、そして、ひとりぼっちのCody

      2018/05/04

新日本プロレス×ROHの合同興行『HONOR RISING』2・23後楽園ホール大会。

注目は何と言ってもケニー・オメガ&飯伏幸太のタッグ「ゴールデン☆ラヴァーズ」が再結成しそうな雰囲気のメインイベントですが、もっと気になるのは分裂しつつあるバレットクラブの行方です。

リーダーのケニーが追放され、事実上はCodyがリーダー格ですが、他のメンバーには賛同する者もいれば不満がある者もいる。

このユニット内の複雑な状況で、選手たちがどんな決断をするのか? それが今回のROH合同興行の大きな注目点になると思います。

 

ゴールデン☆ラヴァーズ、もはやアイドル

 

メインイベント
ケニー・オメガ&飯伏幸太&チェーズ・オーエンズ
VS
Cody&ハングマン・ペイジ&マーティー・スカル

 

結果的にはペイジのライト・オブ・パッセージでオーエンズがカウントを取られてしまいましたが、「ゴールデン☆ラヴァーズ」はタッグとして入場してきた瞬間から100%復活モードかつロマンティック浮かれモード。

リングサイドでのファンサービスからはじまり、華麗な連携はもちろん、2人の何気ないやりとりにさえ観客が湧き上がる状態。

もう、完全にアイドル超人と化しており、ファンも幸せそうだし、当の本人であるケニー&飯伏も幸せそう。

こっちも微笑ましくならざるを得ないほどの幸福感に満ちたハッピーカップルぶりを見せつけてくれました。

 

もはや性格まで変わってしまったケニーの笑顔

 

ちなみにここで、2016年のG1クライマックス優勝時のケニーのマイクでのひとこと。

 

「俺は日本語を話したくなかった。ヒールだからさ」

 

で、それを踏まえて今回の試合後インタビュー。

 

飯伏「明日も頑張っていきましょうか?」

ケニー「(日本語で)そうですね」

飯伏「3年以上ぶりですからね。復活……復活したら負けちゃったんですけどね。まぁ、可能性しかないというか。まだまだ明日は進化して、どんどん進化して」

ケニー「(日本語で)実は、考えているより上手くできた、今日は」

飯伏「できた。ホントに」

ケニー「(日本語で)もっと全然、上手く連携とかもいかないと思ったけど、思った以上に上手くいったんでね」

引用元:新日本プロレス公式HP

 

今は何も考えずに平気で日本語で話しているところを見ると、ケニーの暗黒面は愛する飯伏によって消え去ってしまったのは間違いないですな。

 



ハッピーな2人、葛藤する3人、イラつくCody

 

ラブラブな復活愛を満喫し、会場も祝福ムードな「ゴールデン☆ラヴァーズ」。

俺は、そんなハッピーな2人よりも、この2人と共にリングに上がるバレットクラブの4人のほうが気になってしまう。

ゴールデン☆ラヴァーズと組まされて、仲間内で争わなきゃならないチェーズ・オーエンズの複雑な心境。

ケニーへの尊敬もバレットクラブへの忠誠心も揺るがないマーティ・スカルの葛藤。

ROHのリングでバレットクラブを引っ張ってきたのに、ケニーに裏切られたと思い込んでいるハングマン・ペイジの怒り。

そして、念願のバレットクラブ乗っ取りのきっかけを掴みつつも、部下が付いてこないことに焦りを覚えているCody

 

いちいち葛藤しまくるスカルが気の毒(笑)

 

ケニーと飯伏によって、バレットクラブは完全に分裂しています。

しかも、勢力が2つに分かれたという単純なものではなく、ケニーを気にする者(スカル、オーエンズ、ヤングバックス)ケニーに反発する者(Cody、ペイジ)傍観する者(ファレ、裕二郎、GOD)と、選手たちそれぞれの思惑が錯綜している感じ。

こんなバレットクラブの状況を見ると、ゴールデン☆ラヴァーズの復活を手放しで祝福できないというか、この幸福はもしかしたら束の間出来事なのかも?という不安も生まれてきます。

ケニーはこのまま、いつも慕ってくれている健気なヤングバックスたちの元から離れることができるんでしょうか?

「ジ・エリート」としての日々よりも、飯伏との愛のほうが深いのか?
それとも飯伏を「ジ・エリート」に引き入れるとでもいうのか?

まさに元カノを忘れられずに、どっちつかずの状態になっているかのようなケニー(この際、飯伏とヤングバックス、どちらが元カノなのか?という疑問には触れません)

 

 

Codyに感情移入をすると切なくなる

 

入場時から大きなブーイングを浴びているCody。

もちろんCodyは常に「そういうキャラ」ではあるんですが、やはり現状を考えるとそこには哀しみが漂っています。

ケニーをリーダーから引き下ろしたはいいけど、ヤングバックスはついてこないしマーティ・スカルは言うことをきかない。

思い通りに動かしてるはずのハングマン・ペイジは、すべてに対して不信感を持っているかのように荒れているし。

ファレを含むオリジナルメンバーのみなさんは「我関せず」。

 

以前は、ユニット内での「ケニーの孤立」がささやかれていましたが、ここに来て実は孤立しつつあるのはCodyのような気がしてなりません。

 

ぼっち感ですらゴージャスに演出するCodyさん

 



ところでNEVER無差別級王座防衛したってよ

 

話は変わりますが、メインのゴールデン☆ラヴァーズ復活に湧いたこの大会。

人知れず「NEVER無差別級王座戦」のタイトルマッチが行われていたこと、みなさんご存知でしたか?

後藤洋央紀 VS ビアシティ・ブルーザー

さて、このシリーズお決まりの、どこの馬の骨ともわからない奴がいきなり王座に挑戦するパターンなんですが、このビアシティ・ブルーザーなるレスラー、とんでもないクセモノでした。

入場時に缶ビール片手に登場し、客席に向かってビールの毒霧を浴びせるという、ランス・アーチャーを超えるアメリカンサイコっぷりを見せつけており、さらに火のついていない葉巻をくわえてふてぶてしくリングに上がるという理解不能なキャラ。

 

ここにきて不快指数マックスのプロレスラー登場

 

デブでハゲ、アル中で喫煙者、動きも醜く、なおかつ情緒不安定という、本当の意味で「嫌われキャラ」なレスラー。

観客全員が後藤を応援せざるを得ないという、会場に漂う不思議な一体感。

しかし、このデブレスラー、かなりのパワーで後藤を翻弄しており、ベルトに挑戦する資格は十分にあると言える実力者でした。

翌日は第一試合でトーア・ヘナーレ戦が組まれていることもあり、全人類の予想通り後藤の王座防衛。

緊張感もクソもない試合だったのでした。

 

 

まとめ

 

ROH第1夜が終了し、ゴールデン☆ラヴァーズを取り巻くバレットクラブの動向がますますわからなくなりました。

しかし、次の第2夜のタッグマッチでなんらかの答えは出るはず。

そのへんが期待ポイントですね。

あ、ROH王座戦も気になります。NEVER6人タッグ王座戦はクソほども注目していません

ではでは。

 

 

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